本日の「姑・天然語録」
本日の「姑・天然語録」
うちの姑は天然です。本物の天然です。
天然を装い、ワザと失敗したり場違いな事を言って、
「あたしってぇ、よく天然って言われるんですぅ」と自分から言うような養殖ものではなく、
自分は常識人で、天然だなんて一切思っていないけれど言動が人と違う、という本物の天然なんです。
今日も夕食の時間に恒例の「天然タイム」が訪れました。
主人、私、3歳の息子、そして姑と今日あった事を話しながら食事をしている時・・・
姑「今日は浅草行って来たのよ」
主人「へ~」
姑「ツカイスリーがよく見えたわよ~」
主人「スカイツリーだろ?」
姑「そうよ、ツカイスリー」
主人「だからスカイツリーだろ?」
姑「だからツカイスリーだって言ってるじゃない?!」
主人「ス・カ・イ・ツ・リ・イ!言ってごらん」
姑「ス・カ・イ・ツ・リ・イ!」
あ!言えた言えた!!と思った次の瞬間には再び
姑「そのツカイスリーがね・・・」
あぁ・・・誰か二人を止めて下さい・・・
すっごい面白くて、食事が喉を通りませんっ!
今日の姑はそれだけでは収まらず、食後に息子と遊んでいる時にもパワーを発揮していました。
それは童謡「ぞうさん」を歌っている時の事・・・
姑「ぞ~うさん、ぞ~うさん、お~鼻が長いのね~」
普通のぞうさんです。私も心の中で一緒に歌っていました。
姑「そ~よ、母さんも~、長~いんだも~ん」
・・・へ!?「も~ん」って?!急に駄々っ子?!
その後数回歌っていましたが、全て「も~ん」でした・・・。
しまいには、息子に「動物園はね、英語でゾーって言うのよ。」と教えていました。
ズーですよ、お義母様・・・。「ZOO」はゾーではなく、ズーなんですよ・・・。
しかもこれ、指摘するの3回目です・・・。あぁ、モヤモヤする(笑)。
しかし、家族に天然キャラがいると和みますね。
それが「おばあちゃん」である所が、更に家族を癒してくれます。
うちのおばあちゃんは家族だけでなく、ご近所さんにも愛されているんです。
中でも本気で姑を愛しているおじいさんがいて、
毎日コツコツとラブレターやら畑で摂れた野菜やら持ってきてくれていますが、
姑は彼の本気のアプローチに全く気づいていないので、
「野菜が高い時に助かるわね~」くらいにしか思っていないようです。
ちなみに今日はブロッコリーを持ってきてくれましたよ(笑)。
「笑い」だけでなく「野菜」まで運んでくれる『天然』パワー。
そんな天然なおばあちゃんがいてくれて今日も癒される我が家でした。
ケノンネズミ講の女・1
勤めていた会社を辞めて失業保険をもらっていたとき、
「働いていないのに、お金なんかもらっていいんだろうか」
「職はなくとも体は健康なんだから、何か世の中のためになるようなことを」
などと一人前に立派なことを考えてしまい、ボランティアをすることにしました。
内容は捨てられたペットを保護する施設で犬猫のお世話をするというもので、週二回ほど通っていました。
そこで知り合った老婦人から、
「子どもたちも独立しちゃって主人と二人きりで退屈してるの」
と誘われ、ボランティア仲間のMちゃんと二人で仕事のあと、彼女の自宅に遊びに伺うことになりました。
ごくごくありふれた住宅街にあるごくごくありふれたお家。
犬と猫が一匹ずつ。庭には梅の木があって、ちょうど梅が咲き始めている時季でした。
案内されたリビングのテーブルで紅茶をいただいていると、住宅地の中をけっこうなスピードで走ってくる白いベンツが窓から見えました。
「何?何?」
と思う間もなく、ベンツは老婦人宅の庭に。
中から現れたのは白いセーターを着て髪をきれいにセットした中年の女性。
「S子さんだわ」
チャイムが鳴ると、老婦人はいそいそと立ち上がって玄関に彼女を迎えに行きました。
しばらく玄関で話し込む声が聞こえ、そのあとリビングに現れたS子さんにはどことなく威圧的なオーラが。
「よかったわ。あなたたち、S子さんのお話が聞けるなんてラッキーよ」
老婦人はこの上ない笑顔を作ってS子さんにも紅茶を運んできます。よく見ると、S子さんの胸には何やら金のピンバッジ。
……この人はきっと、どこかの宗教団体か、マルチ商法の幹部に違いない。
と感じた私の予感は見事に的中。彼女は私とMちゃんをネットワーク・ビジネスの勧誘に来たのでした。
う~ん、こりゃあと二時間は帰れないかも。
やはり、よく知らない人のお家にのこのこと遊びに行くもんじゃありませんね。
「知らない人に付いていっちゃいけません」
というのは、子どもにだけではなく大人にも言えることのようでした……。